Vtuberとして配信を始めるとき、どのWebカメラを選べばいいか迷う人はとても多いです。
とくに表情トラッキングの精度や配信ソフトとの相性は、安い会議用カメラを選んでしまうと後悔しやすいポイントです。
ここではVtuberにおすすめのWebカメラを厳選しつつ、配信スタイル別の選び方やスペックの基礎知識も整理していきます。
最後まで読めば、自分の予算と環境に合ったWebカメラを自信を持って選べるようになるはずです。
VtuberにおすすめのWebカメラ6選
まずはVtuber配信に使いやすいWebカメラを、用途と予算のバランスを見ながら6機種に絞って紹介します。
いずれも配信者の定番モデルとして実績があり、表情トラッキングとの相性や画質の安定感に優れた製品です。
それぞれの特徴をつかみながら、自分の配信スタイルに合う1台をイメージしてみてください。
Logicool C920n
Logicool C920nは、フルHD対応の定番Webカメラで初めてのVtuber配信にとても向いています。
画質や色味が自然で、会議用途だけでなく雑談配信やゲーム実況にも幅広く使えるバランスの良さが魅力です。
価格も手が届きやすく、最初の1台として長く使えるコストパフォーマンスの高さが評価されています。
| 名称 | Logicool C920n |
|---|---|
| 解像度とフレームレート | 1080p 30fps |
| 画角の目安 | 約78度 |
| オートフォーカス | あり |
| マイク | ステレオ内蔵 |
| 配信スタイル | 雑談配信 ゲーム実況 |
| 価格帯 | 中価格帯 |
Logicool C922n
Logicool C922nは、C920nをベースに配信向けの機能を強化したモデルです。
720pで60fpsに対応しているため、動きの多いゲーム配信やリアクションが激しいVtuberに向いています。
オートフォーカスと自動光補正も優秀で、多少暗めの部屋でも安定した映像を届けやすいのが特徴です。
| 名称 | Logicool C922n |
|---|---|
| 解像度とフレームレート | 1080p 30fps 720p 60fps |
| 画角の目安 | 約78度 |
| オートフォーカス | あり |
| マイク | ステレオ内蔵 |
| 配信スタイル | アクションゲーム 歌枠 |
| 価格帯 | 中価格帯 |
Logicool StreamCam
Logicool StreamCamは、名前のとおり配信者向けに設計されたWebカメラです。
1080p 60fpsでの出力に対応しており、動きの滑らかさと解像感の両立を重視するVtuberにぴったりです。
USB Type C接続や縦向き配信への対応など、今どきの配信環境に合わせた設計も大きな魅力です。
| 名称 | Logicool StreamCam |
|---|---|
| 解像度とフレームレート | 1080p 60fps |
| 画角の目安 | 広角寄り |
| オートフォーカス | あり |
| マイク | デュアルマイク |
| 配信スタイル | 歌枠 雑談配信 |
| 価格帯 | やや高価格帯 |
Razer Kiyo Pro
Razer Kiyo Proは、暗い部屋でもノイズを抑えた映像を出しやすい高性能なWebカメラです。
高性能センサーと1080p 60fpsの組み合わせにより、照明環境が整っていなくても配信映像をきれいに保ちやすくなっています。
ライティングをそこまで組めない環境でVtuberを始めたい人や、夜間配信が多い人に向いた1台です。
| 名称 | Razer Kiyo Pro |
|---|---|
| 解像度とフレームレート | 1080p 60fps |
| 画角の目安 | 可変広角 |
| オートフォーカス | あり |
| マイク | ステレオ内蔵 |
| 配信スタイル | 夜間配信 雑談配信 |
| 価格帯 | 高価格帯 |
Elgato Facecam MK2
Elgato Facecam MK2は、配信者向けデバイスを多数出しているElgatoの最新世代Webカメラです。
専用ソフトのCamera Hubと組み合わせることで、シャッタースピードやISOなどの細かな映像設定を追い込みやすくなっています。
DSLRライクな手触りで画作りをしたいクリエイター気質のVtuberに非常に相性が良いモデルです。
| 名称 | Elgato Facecam MK2 |
|---|---|
| 解像度とフレームレート | 1080p 60fps |
| 画角の目安 | 広角 |
| オートフォーカス | 固定フォーカス寄り |
| マイク | なしまたは簡易 |
| 配信スタイル | 本格配信 クリエイター |
| 価格帯 | 高価格帯 |
Anker PowerConf C300
Anker PowerConf C300は、価格を抑えつつ1080p 60fpsと可変画角に対応した高コスパWebカメラです。
AIによるオートフレーミングや広角から標準まで切り替えられる画角のおかげで、部屋のレイアウトに合わせた柔軟な設置がしやすくなっています。
最初から高級機に踏み切るのは不安だけれど、配信にも耐えるスペックが欲しい人にちょうどよいバランスです。
| 名称 | Anker PowerConf C300 |
|---|---|
| 解像度とフレームレート | 1080p 60fps |
| 画角の目安 | 78度から115度 |
| オートフォーカス | あり |
| マイク | ノイズリダクション内蔵 |
| 配信スタイル | 雑談配信 会議兼用 |
| 価格帯 | 中価格帯 |
配信スタイル別のWebカメラの選び方
同じVtuber配信でも、雑談メインなのかゲームが中心なのかで向いているWebカメラは変わります。
ここでは代表的な配信スタイルごとに、どのようなスペックや特徴を優先すべきか整理します。
自分の配信のイメージに一番近いスタイルを思い浮かべながら読んでみてください。
顔出し配信メインのスタイル
顔出し配信をメインにする場合は、解像度よりも肌の質感や色味の自然さを重視すると満足度が高くなります。
オートフォーカスの速度が遅いと、顔を動かすたびにピントが迷って視聴者のストレスになるので注意が必要です。
背景をぼかしたい場合はWebカメラ側の機能より、配信ソフトやバーチャル背景機能との相性も合わせて確認しておきましょう。
- 自然な色味
- 安定したオートフォーカス
- 適度な画角
- 逆光への強さ
歌枠中心のスタイル
歌枠中心の配信では、表情よりも口元とマイク位置の見せ方が重要になります。
カメラそのもののマイクには頼らず、外部マイクを前提にした画角と設置位置を考えると構図が決まりやすくなります。
解像度はフルHDで十分なことが多く、フレームレートも30fps以上あれば滑らかさに困る場面は少ないでしょう。
| 重要度が高い要素 | 外部マイクとの位置関係 |
|---|---|
| 解像度の目安 | 1080p |
| フレームレートの目安 | 30fps以上 |
| 画角の目安 | やや狭め |
| おすすめ機能 | 低照度補正 |
ゲーム実況兼Vtuber表示のスタイル
ゲーム画面とVtuberアバターを同時に表示するスタイルでは、Webカメラの映像サイズは小さく扱われることが多いです。
そのため解像度よりも、表情トラッキング用として安定したフレームレートを確保できるかどうかが重要になります。
顔の動きが激しいタイプの実況者は、60fps対応モデルを選ぶことでアバターの動きが大きく向上します。
低予算ミニマム構成
できるだけ低予算で始めたい場合は、Webカメラの価格を抑えて照明に少し予算を回す考え方が有効です。
照明が整っていれば、フルHD 30fpsクラスのWebカメラでも十分にきれいな映像を作れます。
中古や型落ちモデルも選択肢に入れつつ、スペックの下限ラインだけは意識しておきましょう。
- 1080p対応
- 30fps以上
- オートフォーカスあり
- 最低限の自動光補正
映像クオリティを左右するスペックの基礎知識
Webカメラ選びでは、スペック表に並ぶ用語の意味をざっくり理解しておくだけでも失敗しにくくなります。
ここではVtuber配信に関係が深いスペック項目を、実際の映像の見え方と結び付けて整理します。
難しい理屈はほどほどに、数字を見たときに何をイメージすればよいかを中心にチェックしていきましょう。
高解像度配信の目安
現在のWebカメラ配信では、フルHDである1080pに対応しているかどうかがほぼ必須条件になっています。
Vtuberの顔と上半身を映す用途であれば、1080pを確保しておけば細部の表情も十分に再現可能です。
4K対応モデルもありますが、配信プラットフォーム側がフルHDまでのことも多いため優先度はそこまで高くありません。
| 720p | 入門向け 画質控えめ |
|---|---|
| 1080p | 現在の標準的な画質 |
| 1440p | 高解像度の中間的な選択肢 |
| 4K | 将来性重視 高精細 |
高フレームレート配信の目安
表情トラッキングの滑らかさを重視するなら、フレームレートは30fps以上を確保しておきたいところです。
アクションゲームやダンス系配信など動きが多いジャンルでは、60fpsに対応したWebカメラのメリットが大きくなります。
一方で雑談メインの配信なら30fpsでも実用上ほとんど問題はなく、画質や価格とのバランスを見て決めて構いません。
- 雑談中心なら30fps
- アクション要素が強いなら60fps
- 回線負荷にも注意
画角選びのポイント
画角は「どれくらい広い範囲を映せるか」を示す指標で、Vtuberでは部屋の映り込みと密接に関係します。
広角すぎると背景に余計なものが映りやすく、片付けの手間やプライバシーの面で負担が増えがちです。
デスク周りだけをきれいに見せたいなら、標準からやや狭めの画角を選ぶと扱いやすくなります。
マイク性能の見極め
多くのWebカメラにはマイクが内蔵されていますが、Vtuberとして活動するなら外部マイクの導入を前提に考えるのがおすすめです。
とはいえバックアップ用途として最低限の音質は欲しいので、ステレオマイク搭載かどうかは確認しておきましょう。
ホワイトノイズやファンの音をどれだけ抑えられるかは、スペック表だけでは分かりにくいため実際のサンプル動画も参考になります。
- 外部マイク前提
- ステレオ対応かどうか
- ノイズリダクションの有無
- マイクオフ機能の有無
Vtuber配信環境でWebカメラを活かすコツ
スペックの良いWebカメラを選んでも、配信環境の整え方が甘いと本来の性能を発揮できません。
ここではライティングや背景、配信ソフトの設定など、実際に映像クオリティを底上げするコツを整理します。
小さな工夫の積み重ねで、同じWebカメラでも印象が大きく変わることを実感できるはずです。
ライティングの基本
Vtuber配信の映像は、カメラそのものよりも光の当て方で劇的に変わります。
顔の正面やや斜め上から柔らかい光を当てると、影が減って肌がきれいに見えやすくなります。
リングライトやパネルライトを1灯用意するだけでも、Webカメラの性能をぐっと引き出せます。
- 正面やや上からの光
- 白色系の柔らかいライト
- 画面の青白い光に頼らない
- 背景との明るさバランス
背景づくりのポイント
背景がごちゃついていると、どれだけ画質が良くても配信全体の印象が下がってしまいます。
布やロールスクリーンで背景を統一するだけでも、見た目がスッキリしてVtuberアバターが映えやすくなります。
グリーンバックを使う場合は、均一に光が当たるように配置してクロマキー抜きの精度を高めましょう。
- 余計な物を映さない
- 色数を絞った背景
- グリーンバックの検討
- 配信ソフトのクロマキー調整
配信ソフト設定の目安
OBSなどの配信ソフトでは、Webカメラのプロパティ設定を最適化することで画質と負荷のバランスを整えられます。
解像度やフレームレートの設定がWebカメラの対応範囲とズレていると、カクつきや遅延の原因になりやすいです。
まずは推奨値をベースに設定し、配信中のCPU使用率や回線速度を見ながら微調整していくと安定します。
| 解像度の初期値 | 1920×1080 |
|---|---|
| フレームレートの初期値 | 30fps |
| 推奨ビットレート | 4000kbps前後 |
| 優先確認項目 | CPU負荷 回線速度 |
表情トラッキング精度のコツ
表情トラッキングの精度を上げるには、Webカメラの性能だけでなく顔の向きと距離も重要です。
顔が画面の隅に寄っているとトラッキングが外れやすくなるため、中央付近に収まるように位置を調整しましょう。
メガネの反射や前髪の影も認識精度を落とす要因になるので、必要に応じてライトの位置や髪型も見直してみてください。
Webカメラ以外の選択肢と組み合わせのアイデア
最近はWebカメラだけでなく、スマートフォンや一眼カメラを組み合わせたVtuber配信環境も一般的になっています。
ここではWebカメラを中心にしつつ、他のデバイスと併用することで得られるメリットを整理します。
予算や手持ち機材に合わせて、段階的にアップグレードしていくイメージで読んでみてください。
スマホカメラ活用術
最新のスマートフォンカメラはセンサー性能が高く、専用アプリを使えばトラッキング精度もWebカメラ以上になることがあります。
iPhoneなどを顔用カメラとして使い、Webカメラはサブアングルに回す構成も有効です。
発熱やバッテリー消費が激しくなりやすい点だけは、電源確保や冷却を意識しておきましょう。
- 専用トラッキングアプリ
- 有線接続での安定性
- 発熱対策
- スタンド選び
一眼カメラ導入の考え方
一眼カメラとキャプチャーボードを組み合わせると、ボケ感のある映像で他のVtuberと差別化しやすくなります。
ただし初期費用が高く、配信以外にも写真や動画撮影を楽しみたい人向けの投資になります。
Webカメラで配信に慣れてから、一眼カメラへのステップアップを検討する流れが現実的です。
| メリット | 高画質 大きなボケ感 |
|---|---|
| デメリット | 費用増 設定の複雑さ |
| 必要機材 | 本体 レンズ キャプチャー |
| 向いている人 | 映像表現重視の配信者 |
二系統カメラ併用の発想
Webカメラとスマホ、あるいはWebカメラと一眼カメラを組み合わせて二系統で使うと配信演出の幅が広がります。
メインは顔用のカメラに固定し、サブは手元や楽器などを映すカメラとして使うと視聴者にとって飽きにくい画面になります。
PCの負荷と操作の手間は増えるため、段階的に導入して慣れていくとストレスが少なくて済みます。
トラッキング専用デバイス活用
トラッキング専用のデバイスやアプリを導入すると、Webカメラの役割を「映像用」と「トラッキング用」で分担しやすくなります。
顔はスマホや専用デバイスでトラッキングし、Webカメラは手元や背景用に割り当てる構成は安定性が高いです。
配信ソフト側のシーン切り替えと組み合わせることで、少ない機材でも多彩な画作りが可能になります。
- トラッキング負荷の分散
- 表情認識精度の向上
- シーン切り替え演出
- 将来の拡張性
Vtuber向けWebカメラ選びの要点総整理
VtuberにおすすめのWebカメラを選ぶときは、まず1080p対応と30fps以上という最低ラインを押さえることが大切です。
そのうえで配信スタイルに合わせて、60fps対応や広角かどうか、低照度性能などの優先順位を決めていきましょう。
Webカメラ単体のスペックだけでなく、ライティングや背景づくり、配信ソフトの設定を整えることで同じ機種でも映像の仕上がりは大きく変わります。
手持ちの機材や予算と相談しながら、本記事で紹介したポイントを道しるべにして自分だけの配信環境を育てていってください。

