Vtuberとして配信を始めたいと考えたときに最初の壁になるのがVtuberを動かすソフトの選び方です。
どのソフトを使えば自分のパソコン環境や予算に合うのか分からずに手が止まってしまう人も少なくありません。
この記事では代表的なVtuberを動かすソフトの特徴や使いどころを整理しながら自分に合った一本を選ぶための考え方を解説します。
準備に必要な機材やよくあるトラブルの原因も合わせて押さえておくことで最初の配信からスムーズに動くVtuberデビューを目指せます。
Vtuberを動かすソフトおすすめ7選
ここではVtuberを動かすソフトの中でも初心者から中級者まで使いやすい代表的なものを七つ取り上げます。
それぞれのソフトが得意とするモデル形式やトラッキング方式が違うため自分のやりたい配信スタイルに合うかどうかをイメージしながら見ていきましょう。
まずは概要をつかんでから気になるソフトを一つ選び実際にインストールして触ってみるのがおすすめです。
VTube Studio
VTube StudioはLive2Dモデルを滑らかに動かせる定番ソフトとして多くのVtuberに使われています。
Webカメラだけでなくスマートフォンのフェイストラッキングも利用できるため表情の細かい動きまで反映しやすい点が魅力です。
モデルの切り替えやシーンの保存も簡単で配信ソフトとの連携もしやすく初配信から長く使い続けやすい環境を整えられます。
基本的な機能は無料で使えるためLive2Dモデルを用意できるなら最初の候補として検討しやすいソフトです。
エフェクトやアイテム配置など演出面も充実しているので徐々に配信の表現の幅を広げていきたい人にも向いています。
| ソフト名 | VTube Studio |
|---|---|
| 対応モデル | 2Dモデル |
| 対応デバイス | PCとスマートフォン |
| トラッキング | Webカメラとフェイストラッキング |
| 料金 | 基本無料 |
| 難易度 | 初心者向け |
3tene
3teneは3Dモデルを気軽に動かしたい人に人気のVtuberを動かすソフトです。
VRM形式のモデルに対応しており既存の配布モデルを利用したり自作モデルを読み込んだりしてすぐにキャラクターを動かせます。
Webカメラによる簡易的なトラッキングから追加機材を使った高度なトラッキングまで段階的にレベルアップできる点も特徴です。
表情やポーズのプリセットも多いため細かい設定が苦手な人でも見栄えの良い動きを作りやすくなっています。
3D空間での立ち回りや全身の動きまで表現したい人は3teneを軸に環境を整えていくと配信の幅が広がります。
| ソフト名 | 3tene |
|---|---|
| 対応モデル | 3Dモデル |
| 対応デバイス | PC |
| トラッキング | Webカメラと外部トラッカー |
| 料金 | 無料と有料版 |
| 難易度 | 中級者向け |
Animaze
Animazeはアバターの種類が豊富で手軽さを重視する人に向いたVtuberを動かすソフトです。
人型アバターだけでなく動物やキャラクター風のモデルも選べるため自分らしい見た目を気軽に試せます。
カメラを通じて顔の動きを読み取り口パクや表情をリアルタイムでアバターに反映できるので雑談配信にも使いやすいです。
ゲーム配信向けのレイアウトテンプレートも用意されているため配信ソフト側の設定が難しいと感じる人にも扱いやすくなっています。
細かいカスタマイズよりも簡単に動くアバターを用意したい人はAnimazeを第一候補として試してみると良いでしょう。
| ソフト名 | Animaze |
|---|---|
| 対応モデル | 2Dモデルと3Dモデル |
| 対応デバイス | PC |
| トラッキング | Webカメラ |
| 料金 | 無料とサブスクリプション |
| 難易度 | 初心者向け |
Luppet
Luppetは高精度なトラッキングと自然な動きで人気のVtuberを動かすソフトです。
Leap Motionなどのトラッキング機器と組み合わせることで手の動きや上半身の動きを滑らかに表現できます。
表情の変化もきめ細かく反映されるため歌配信や感情豊かなトーク配信をしたい人と相性が良いと言えます。
設定項目は多めですが一度環境が整えば安定して動くため本格的な配信を長期的に続けたい人向けの選択肢です。
多少の機材投資と調整の手間を受け入れても自然な動きを重視したい場合はLuppetを検討してみてください。
| ソフト名 | Luppet |
|---|---|
| 対応モデル | 3Dモデル |
| 対応デバイス | PC |
| トラッキング | 外部トラッカー |
| 料金 | 有料 |
| 難易度 | 上級者向け |
Wakaru
Wakaruは手軽に3Dモデルを動かしたいときに役立つシンプルなVtuberを動かすソフトです。
Webカメラとマウス操作を組み合わせて顔の向きや体の動きを制御する方式を採用しているため追加機材が不要です。
表情やポーズを切り替えるショートカットも用意されておりキーボード操作だけである程度の演出を行えます。
高度な全身トラッキングには対応していないものの雑談やゲーム配信など上半身中心の配信なら十分に活躍します。
スペックの高くないパソコンでも動かしやすいのでまずはWakaruでVtuber配信の感覚をつかみたい人にも向いています。
| ソフト名 | Wakaru |
|---|---|
| 対応モデル | 3Dモデル |
| 対応デバイス | PC |
| トラッキング | Webカメラとマウス |
| 料金 | 無料 |
| 難易度 | 初心者向け |
PrprLive
PrprLiveはLive2Dモデルを使いたい人向けの軽量なVtuberを動かすソフトです。
インターフェースがシンプルで分かりやすく必要な機能にすぐアクセスできるため設定に迷いにくい構成になっています。
フェイストラッキングの精度も高く口パクやまばたきが自然に見える点が評価されています。
背景の合成や簡単なエフェクト機能も備わっており配信ソフト側で複雑なレイアウトを組まなくても画面を整えやすいです。
Live2Dモデル中心で軽快な動作を重視する人はPrprLiveを候補に加えて比較してみると違いが分かりやすくなります。
| ソフト名 | PrprLive |
|---|---|
| 対応モデル | 2Dモデル |
| 対応デバイス | PC |
| トラッキング | Webカメラ |
| 料金 | 無料 |
| 難易度 | 初心者向け |
VSeeFace
VSeeFaceは無料で使える3D向けのVtuberを動かすソフトとして個人配信者に広く利用されています。
VRM形式のモデルに対応しており設定次第で高精度なトラッキングや豊富な表情演出を実現できます。
細かな設定項目が多い反面コミュニティによる解説情報も豊富なため時間をかけて調整すれば自分好みの挙動に仕上げられます。
パフォーマンス設定も柔軟でパソコンスペックに合わせて負荷を調整できる点もポイントです。
無料で本格的な3D配信環境を整えたい人にとってVSeeFaceは有力な選択肢の一つになります。
| ソフト名 | VSeeFace |
|---|---|
| 対応モデル | 3Dモデル |
| 対応デバイス | PC |
| トラッキング | Webカメラと外部トラッカー |
| 料金 | 無料 |
| 難易度 | 中級者向け |
Vtuberを動かすソフト選びの基準
ここからはVtuberを動かすソフトを選ぶときに意識したい基準を整理していきます。
なんとなく有名なソフトを選んでしまうと自分のパソコン環境や配信スタイルと合わず無駄な試行錯誤が増えてしまいます。
いくつかの観点で候補を絞り込むことで最初の一歩からストレスの少ない環境を作りやすくなります。
利用シーンの整理
まずは自分がどのようなシーンでVtuberを動かしたいのかをはっきりさせることが大切です。
雑談配信が中心なのかゲーム配信が多いのか歌枠や企画配信を重視するのかで必要な機能は変わってきます。
全身を動かす必要があるのか上半身だけで十分なのかといった条件によっても候補にすべきソフトは違います。
下のリストを参考にしながら自身の配信スタイルに近いものをイメージしてみてください。
- 雑談中心の顔出し代替
- ゲーム実況のワイプ表示
- 歌枠や音楽配信
- 企画やコラボ配信
- ダンスや全身パフォーマンス
対応モデル形式の確認
Vtuberを動かすソフトによって対応しているモデル形式が異なるため事前の確認が欠かせません。
Live2Dベースの二次元モデルを使うのかVRM形式を中心とした三次元モデルを使うのかを最初に決めておきましょう。
すでに用意されているモデルがある場合はそのファイル形式を調べそれに対応したソフトを候補に絞り込むと効率的です。
後から別形式のモデルを使いたくなった場合でもソフトを乗り換えやすいように構成をイメージしておくと安心です。
トラッキング方式の違い
どのようなトラッキング方式を採用しているかによってVtuberの動きの滑らかさや準備の手軽さが大きく変わります。
カメラのみで完結させたいのか外部トラッカーを導入してでも自然な動きを優先したいのかを考えてみましょう。
代表的なトラッキング方式の特徴を把握しておくことでソフト選びと機材選びの方向性が見えてきます。
| 方式 | Webカメラ |
|---|---|
| 特徴 | 導入が簡単 |
| 精度 | 基本レベル |
| 方式 | スマホフェイストラッキング |
| 特徴 | 表情に強い |
| 精度 | 高精度 |
| 方式 | 外部モーショントラッカー |
| 特徴 | 全身に対応 |
| 精度 | 非常に高精度 |
予算と必要スペック
Vtuberを動かすソフトの多くは無料または低価格で利用できますがパソコンのスペックが不足していると快適に動きません。
グラフィック性能やメモリ容量に余裕がない場合は軽量なソフトや二次元モデル中心の構成を選ぶと安定しやすくなります。
逆に本格的な三次元モデルと全身トラッキングを活用したい場合はある程度の投資を前提に構成を考えましょう。
予算とやりたい表現のバランスを見ながら今すぐ必要な部分と段階的に強化していく部分を整理しておくと無駄な出費を防げます。
初めてVtuberを動かすときの準備ステップ
ここからは初めてVtuberを動かす人向けに具体的な準備の流れを順番に整理していきます。
全体像が分かっていれば一つ一つの作業を落ち着いて進められるため途中で行き詰まりにくくなります。
難しく考えすぎず必要な項目をチェックしながら少しずつ環境を整えていきましょう。
必要な機材の準備
最初に確認したいのはVtuberを動かすために必要な機材が手元にそろっているかどうかです。
最低限必要なのはパソコンとWebカメラとマイクであり配信の品質を上げたいなら照明や外部モニターもあると安心です。
ノートパソコンの内蔵カメラやマイクでも動かせますが画質や音質を重視するなら外付け機器を検討してみてください。
いきなり高価な機材を一式そろえる必要はないので手持ちの機材で問題が出た部分から順番に改善していく意識が大切です。
モデルの用意
次にVtuberとして動かすモデルを用意するステップに進みます。
自作のモデルを用意する場合はLive2Dや三次元モデリングソフトを使った制作が必要ですが時間とスキルが求められます。
まずは配布モデルやフリーのアバターを使って動作の仕組みを理解してから自作モデルに挑戦する流れもおすすめです。
利用規約やクレジット表記の条件はモデルごとに異なるためダウンロード前によく確認しておきましょう。
ソフトのインストールと初期設定
モデルの準備ができたらVtuberを動かすソフトをインストールして初期設定を行います。
カメラの選択やモデルの読み込みなど基本的な設定はどのソフトでも共通しているため公式の手順に沿って進めてください。
最初はトラッキングの感度や口パクの反応速度などを大まかに調整し大きな違和感がない状態を目指します。
細かなチューニングは実際に配信テストをしながら少しずつ詰めていくと効率的です。
配信ソフトとの連携
Vtuberを動かすソフトだけでは視聴者に映像を届けられないため配信ソフトとの連携が必要です。
一般的にはOBSなどの配信ソフトでウィンドウキャプチャや仮想カメラ機能を使いアバターの映像を取り込みます。
画面レイアウトを作る際はゲーム画面や資料の見やすさとアバターの存在感のバランスを意識すると視聴者にとって見やすい画面になります。
一度テンプレートを作っておけば配信ごとに大きな設定変更をせずにスムーズに配信を始められます。
よくあるトラブルと原因の見つけ方
Vtuberを動かすソフトを使い始めると最初のうちは思わぬトラブルに悩まされがちです。
落ち着いて原因を切り分けていけば多くのトラブルは基本的な設定の見直しで解決できます。
ここではよくある症状ごとに確認したいポイントを整理しておきます。
カメラが認識されない
カメラが認識されないときはソフト側とパソコン側の両方で設定を確認する必要があります。
まずは他のアプリでカメラが正常に映るかどうかを確認しハードウェア自体に問題がないかを切り分けましょう。
次にVtuberを動かすソフトの設定画面で正しいデバイスが選択されているかとアクセス権限が許可されているかを確認します。
セキュリティソフトやプライバシー設定がカメラアクセスをブロックしているケースもあるため合わせて見直してみてください。
動きがカクカクする
アバターの動きがカクカクするときはパソコンの負荷や設定のバランスを見直す必要があります。
バックグラウンドで重いアプリが動いていないかを確認し不要なソフトは終了させてリソースに余裕を持たせましょう。
Vtuberを動かすソフト側の描画品質やフレームレートの設定を下げることで動作が安定する場合も多いです。
どうしても改善しない場合は配信の解像度やビットレートを見直しパソコンへの負荷を下げる方向で調整してみてください。
音声と口パクが合わない
音声と口パクのタイミングがずれると視聴者に違和感を与えてしまうためできるだけ早めに調整したいポイントです。
マイク入力の遅延やノイズ抑制機能の影響で反応が遅れている場合があるためオーディオ設定を確認しましょう。
Vtuberを動かすソフトには口パクの感度やしきい値を調整できる項目が用意されていることが多いです。
実際に喋りながら調整し小さな声でも口が動きすぎない範囲で自然に見えるポイントを探してみてください。
配信ソフトに映像が映らない
配信ソフト側にアバターの映像が映らない場合はキャプチャ方法の設定が合っているかどうかを見直す必要があります。
ウィンドウキャプチャを使う場合はゲームキャプチャや画面キャプチャと干渉していないかを確認しましょう。
仮想カメラ機能を使う場合はVtuberを動かすソフト側で仮想カメラが有効になっているかと配信ソフトで正しいデバイスが選択されているかを確認します。
それでも映らない場合は一度両方のソフトを終了し起動順を変えて試してみると改善するケースもあります。
配信クオリティを高める工夫
基本的な動作が安定してきたら次は配信のクオリティを少しずつ高めていきましょう。
大掛かりな機材投資をしなくても設定や工夫次第で視聴者にとって見やすく心地よい配信に近づけられます。
ここではすぐに取り入れやすいポイントを中心に紹介します。
ライティングの工夫
アバターの見え方は実はライティングの影響を大きく受けます。
顔に影が入りすぎるとトラッキング精度が下がり表情が正しく認識されないことがあります。
柔らかい光を正面や斜め前から当てるように意識することでカメラが表情を捉えやすくなります。
リングライトやデスクライトが用意できない場合でも窓からの自然光の向きを工夫するだけで印象は大きく変わります。
マイク環境の最適化
Vtuber配信ではアバターの見た目以上に音声の聞きやすさが重要視されることが多いです。
マイクの位置を口元に近づけすぎるとポップノイズが増えるため少し離れた位置を試してみてください。
部屋の反響が気になる場合はカーテンやラグなどの柔らかい素材を増やすだけでも聞きやすさが改善します。
Vtuberを動かすソフトとは別に配信ソフト側のフィルター機能も活用しノイズや音量差をなめらかに整えていきましょう。
モーションの自然さの追求
アバターの動きが自然に見えるかどうかは視聴者の没入感に直結します。
長時間同じ姿勢のままだとロボットのような印象になってしまうため適度に頭や体を動かす意識を持ちましょう。
Vtuberを動かすソフトの設定で揺れ物や体の追従速度を調整することで違和感の少ない動きを作りやすくなります。
自分の配信アーカイブを見返し気になる動きをメモしておくと次回以降の調整ポイントがはっきり見えてきます。
画面レイアウトの整理
配信画面のレイアウトは情報が多すぎても少なすぎても視聴者が疲れてしまいます。
ゲーム画面やチャット欄やアバターのサイズのバランスを意識し重要な情報が視界に入りやすい配置を心がけましょう。
Vtuberを動かすソフト側で背景を透過させ配信ソフトでレイアウトを作ると調整の自由度が高まります。
あらかじめシーンを複数用意しておき配信内容に応じて切り替えられるようにしておくと進行がスムーズになります。
Vtuberを動かすソフトを使いこなして配信を楽しもう
Vtuberを動かすソフトは種類が多く最初はどれを選べば良いのか迷いがちですがやりたい配信スタイルを基準に考えれば自然と候補は絞れていきます。
まずは自分のパソコン環境や予算に合った一本を選び手持ちの機材で小さなテスト配信を重ねながら設定を整えていきましょう。
トラブルが起きたときも原因を一つずつ切り分けていけば必ず解決に近づけるので焦らず取り組むことが大切です。
使い慣れてくる頃にはソフトの違いや設定の工夫がそのまま自分らしい配信スタイルにつながっていくはずです。

