ハム太郎みたいな高くてあざとい声を使う「ハムボのVtuber」が、配信界隈でじわじわと人気を集めています。
TikTokやYouTubeショートで流行したハムボ文化がVtuberにも広がり、「どんな人がハムボを使っているのか知りたい」という声も増えています。
この記事では代表的なハムボのVtuberを5人取り上げつつ、そもそもハムボとは何か、その背景や楽しみ方まで丁寧に整理していきます。
ハムボのVtuber5人の魅力
まずはハムボをきれいに使いこなす代表的なVtuberを5人取り上げ、それぞれの魅力やハムボの使い方の違いを整理していきます。
橘ひなの
橘ひなのはゲームストリーマーが所属する「ぶいすぽっ!」の人気Vtuberで、Apex LegendsなどFPS中心の配信で知られています。
普段はやや低めの落ち着いた地声ですが、リスナーのリクエストに応えて一気にハムボへ切り替えるギャップが大きな魅力になっています。
短いフレーズでもテンポよく繰り出されるハムボは、「キレのいいハムボ」としてクリップ動画でも多く切り抜かれています。
ゲームの盛り上がりと連動して声色も変化するため、対戦シーンがよりポップで楽しい雰囲気になるのも特徴です。
| 名前 | 橘ひなの |
|---|---|
| 所属 | ぶいすぽっ! |
| ハムボの特徴 | 低めの地声から一気に跳ね上がる高音ハムボ |
| 主な配信ジャンル | Apex LegendsなどのFPSゲーム |
| 公式チャンネル | YouTubeチャンネル |
ラプラス・ダークネス
ラプラス・ダークネスは大手事務所ホロライブ6期生のVtuberで、カリスマ性のある悪役風キャラクターで人気を集めています。
普段はやや低めでいたずらっぽい声色ですが、配信ではお酒が入ったときなどに突然ハムボを披露することがあります。
即興で繰り出されるハムボは少し甘えたニュアンスが強く、「バブみがあって可愛い」と話題になることが多いです。
地声とのギャップが大きいため、初めて聞いた視聴者が思わず笑ってしまうようなインパクトのあるハムボとして知られています。
| 名前 | ラプラス・ダークネス |
|---|---|
| 所属 | ホロライブ |
| ハムボの特徴 | 少し酔いの入った甘え系ハムボ |
| 主な配信ジャンル | ゲーム配信や雑談 |
| 公式チャンネル | YouTubeチャンネル |
天音かなた
天音かなたもホロライブ所属のVtuberで、歌唱力の高さと澄んだ声で多くのファンを持っています。
コラボ配信の中で「地声がすでにハムボっぽい」と指摘されるほど、普段からハム太郎風の高く柔らかいトーンを持っているのが特徴です。
いわゆる「作った声」ではなく、自然体の喋りがそのままハムボ寄りに聞こえるため、リスナーからは天使のような声と評されています。
歌枠などで見せる力強い歌声とのギャップもあり、日常トーンのハムボに癒やされるファンが多い存在です。
| 名前 | 天音かなた |
|---|---|
| 所属 | ホロライブ |
| ハムボの特徴 | ほぼ地声に近い自然体ハムボ |
| 主な配信ジャンル | 歌枠やゲーム配信 |
| 公式チャンネル | YouTubeチャンネル |
桜舞兎
桜舞兎は個人勢として活動している若手Vtuberで、中学生の頃から活動をスタートさせたフレッシュな存在です。
普段は落ち着いた喋り方ですが、リスナーのコメントを拾うタイミングなどで突然ハムボに切り替えるモノマネ芸が人気になりました。
ハムボ状態から一転して地声でサバサバ話す豹変ぶりが面白く、そのギャップが切り抜き動画でもよく取り上げられています。
年齢に対してモノマネの完成度が高く、今後さらに知名度が広がっていきそうなハムボ系Vtuberのひとりです。
| 名前 | 桜舞兎 |
|---|---|
| 所属 | 個人勢 |
| ハムボの特徴 | モノマネ要素の強い豹変系ハムボ |
| 主な配信ジャンル | ゲーム配信やショート動画 |
| 公式チャンネル | YouTubeチャンネル |
チョま
チョまはavexが手がけるVtuberプロジェクト「muchoo」所属のVsinger寄りVtuberで、多彩な声色を扱う多声類として知られています。
歌枠ではハムボ縛りで歌う企画を行うこともあり、原作ハム太郎を思わせる高クオリティなハムボが視聴者から高評価を得ています。
「へけ」「くしくし」など作中の擬音も含めて再現度が高く、ハムボというジャンルそのものの可能性を広げる存在と言えます。
ポップで明るいキャラクター性とハムボの組み合わせにより、初見でもすぐに楽しくなれる配信スタイルが特徴です。
| 名前 | チョま |
|---|---|
| 所属 | muchoo |
| ハムボの特徴 | 原作再現度の高いハム太郎風ハムボ |
| 主な配信ジャンル | 歌枠やバラエティ企画 |
| 公式チャンネル | YouTubeチャンネル |
ハムボの意味
ここでは「ハムボ」という言葉そのものの意味や、どんな声を指しているのかを整理し、Vtuber文化とのつながりを理解しやすくします。
ハム太郎由来の発声
ハムボとは、アニメ「とっとこハム太郎」の主人公ハム太郎の声をまねした高く幼いトーンの発声を指すネットスラングです。
語尾を少し持ち上げて甘く伸ばすように話すのが特徴で、あざとく可愛い印象を与える声としてZ世代を中心に広まりました。
もともとは一般のインフルエンサーやTikTokerのあいだで流行し、その後Vtuberや配信者にも広がったと言われています。
語尾のニュアンス
ハムボでは「だよぉ」「うれしぃ」など、小さい「ぃ」「ぅ」がついた独特の語尾が多用されます。
この語尾によって声の高さだけでなく、語感レベルでも幼さや甘えたニュアンスが強調され、キャラクター性がより立体的になります。
ただし語尾を過度に誇張しすぎると聞き取りづらくなってしまうため、配信者はバランスを意識して使い分けています。
ネットスラングとしての広がり
ハムボという言葉は、動画サイトやSNSでの共有を通して一気に広まりました。
コメント欄やXでは「この人ハムボ上手すぎる」「天然ハムボで癒やされる」といった形で、声の特徴を指すラベルとして使われています。
現在では声真似の一種であると同時に、「あざと可愛い雰囲気のある話し方」全体を指すゆるい概念としても使われることが多いです。
- 声真似文化から生まれたネット用語
- コメント欄で日常的に使われるラベル
- 配信者のキャラクター性を示す記号
- ファン同士の共通言語
ハムボと他の高音ボイスの違い
ハムボは高い声という点ではアニメ声や赤ちゃん言葉と似ていますが、実際には微妙にニュアンスが異なります。
違いをイメージしやすくするために、代表的な高音ボイスとの比較を簡単な表にまとめます。
| 声の種類 | 特徴的なニュアンス |
|---|---|
| ハムボ | ハム太郎風の幼く甘い高音 |
| アニメ声 | キャラに合わせた作り込まれた高音 |
| 赤ちゃん言葉 | 語彙や言い回しも幼児寄りの話し方 |
ハムボが広まった背景
次に、ハムボという発声がどのような流れで世の中に広まり、Vtuber文化と結び付いていったのかを見ていきます。
TikTok発のブーム
ハムボは短尺動画との相性が良く、TikTokでの声真似動画や日常ネタ動画を通じて一気に広まりました。
数秒から十数秒程度のショート動画でも声のインパクトが伝わりやすく、トレンド音源としても使われるようになりました。
この流れに乗る形で、Vtuber界隈でもクリップやショート動画でハムボを披露する文化が生まれています。
高校生を中心としたトレンド
ハムボは高校生の流行語ランキングにも登場するなど、特にティーン世代の女子を中心にブームとなりました。
友達同士で声真似をしたり、部活帰りに撮った動画でハムボを披露したりと、日常の延長線上で楽しまれているのが特徴です。
こうした世代がそのままVtuberや配信の視聴層になっているため、ハムボに親しみを持つリスナーが多いことも普及を後押ししました。
- 高校生女子を中心に流行
- ショート動画文化との相性の良さ
- 友達同士の遊びとしての声真似
- 視聴者と配信者の世代の近さ
配信文化との相性
リアルタイムで反応が返ってくる配信プラットフォームは、ハムボのような一発芸的な声色と非常に相性が良い土壌です。
コメント欄からのリクエストに応える形でハムボを披露することで、配信者とリスナーの双方向のやりとりが生まれやすくなります。
どのプラットフォームでも活用しやすいこともあり、多くのVtuberが企画の一部としてハムボを取り入れています。
| プラットフォーム | ハムボの活かし方 |
|---|---|
| TikTok | ショートクリップでの声真似ネタ |
| YouTube | 切り抜きや歌枠でのハムボ披露 |
| 配信アプリ | リクエストに応える一発芸的なハムボ |
ハムボのVtuberが人気な理由
ここでは、なぜハムボのVtuberがここまで支持されているのか、視聴者側の心理やコンテンツ面の理由を整理していきます。
ギャップの魅力
地声が落ち着いているVtuberほど、突然ハムボに切り替わったときのギャップが大きく、視聴者に強い印象を与えます。
真剣なゲームプレイ中にふとハムボが挟まると、空気が一気に和んで「今の可愛すぎた」とコメント欄が盛り上がることも多いです。
このギャップの楽しさが、ハムボのVtuberを何度も見たくなる大きな理由のひとつになっています。
リスナーとの距離感
ハムボはあざとい印象がありつつも、どこか「ネタ」として楽しめる軽さがあり、リスナーとの距離を縮めやすいツールです。
「今だけハムボで喋って」「このセリフをハムボで言って」といったリクエストに応えることで、配信が一体感のある空間になります。
キャラクター設定とも相性が良く、甘えた雰囲気でファンサービスをしたいVtuberにとっても使いやすい表現方法です。
- リクエストに応えやすい声色
- ネタとして盛り上がる軽さ
- ファンサービスとの相性の良さ
- 一体感を生むコミュニケーション
コンテンツの多様性
ハムボを取り入れることで、同じ企画でも声色の使い分けによって新しいバリエーションを生み出すことができます。
歌枠やゲーム配信だけでなく、朗読やセリフ読みなど、ハムボを活かせるコンテンツは想像以上に幅広いです。
コンテンツ面での多様性を簡単に増やせる点も、ハムボが配信者に好まれている理由のひとつだと言えます。
| 企画ジャンル | ハムボの使い方 |
|---|---|
| 歌枠 | 一部の曲をハムボ縛りで歌う |
| ゲーム配信 | 勝利や敗北シーンでハムボを挟む |
| 雑談配信 | セリフ読みやお祝いメッセージをハムボで読む |
ハムボのVtuberを楽しむコツ
視聴者としてハムボのVtuberをより楽しむために、配信の見方やアーカイブの探し方、コメントでの関わり方のポイントを押さえておきましょう。
初めて見る人が意識したいポイント
ハムボに慣れていない人は、最初は「少し声が高すぎる」と感じるかもしれません。
そんなときは、地声パートとの切り替わりや、どのタイミングでハムボを使っているかに注目して見ると楽しみやすくなります。
ハムボそのものだけでなく、配信の流れの中でどう演出として機能しているのかを意識すると、Vtuberごとの個性が見えてきます。
アーカイブでハムボシーンを探すコツ
アーカイブからハムボシーンだけをピンポイントで見たいときは、動画の概要欄やコメント欄を活用するのがおすすめです。
ファンがタイムスタンプ付きで「ここでハムボ」と書いてくれていることも多く、効率よくハイライトを追えます。
ショート動画や切り抜きチャンネルもハムボシーンが集約されがちなので、まずはそこから見るのも良い方法です。
- 概要欄のタイムスタンプ
- コメント欄のハイライト情報
- 切り抜きチャンネルのプレイリスト
- ショート動画のおすすめ一覧
コメントで気を付けたいマナー
ハムボは好みが分かれる要素でもあるため、コメントを書くときには配信者や他のリスナーへの配慮が大切です。
苦手だと感じても「気持ち悪い」「やめてほしい」など強い表現は避け、お互いに楽しく見られる空気を意識しましょう。
マナーを守ることで、配信者も安心してハムボを含めた表現にチャレンジしやすくなります。
| 場面 | 意識したいポイント |
|---|---|
| コメント投稿 | 好みの違いを否定しない書き方 |
| リクエスト | 無理強いにならない頻度とトーン |
| コラボ配信 | 他の出演者への配慮を忘れない姿勢 |
ハムボのVtuberを目指す人へのヒント
自分もハムボのVtuberとして活動してみたい、あるいは既存の活動にハムボを取り入れてみたい人向けに、基本的な考え方と練習のポイントを整理します。
喉への負担を意識した発声
ハムボは高音で喉に負担がかかりやすいため、長時間無理に出し続けると声を痛めてしまう可能性があります。
短時間だけハムボを使うポイントを決めたり、地声とハムボをこまめに切り替えたりして、負担を分散させる工夫が重要です。
日常的なウォーミングアップやクールダウンも取り入れながら、無理のない範囲で楽しめる発声を心掛けましょう。
- 無理のない高さを見つける
- 長時間連続で出さない
- 配信前後の発声ケア
- 痛みを感じたらすぐ休む
練習のステップ
ハムボに挑戦するときは、いきなり本番配信で試すのではなく、段階的に慣れていくと安心です。
最初は原作のハム太郎や既存のハムボ動画を真似しながら、自分の喉に負担の少ない出し方を探っていきましょう。
録音して聞き返しながら調整していくことで、「自分なりのハムボ」が少しずつ形になっていきます。
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| 聞く段階 | ハム太郎やハムボ配信をじっくり観察 |
| まねる段階 | 短いフレーズを繰り返し練習 |
| 録る段階 | 録音して自分の声を客観的に確認 |
| 見せる段階 | ショート動画やテスト配信で披露 |
キャラクターづくりの考え方
ハムボはあくまでキャラクター表現の一部なので、「どんな人格や世界観のVtuberなのか」を先に決めておくとブレにくくなります。
常にハムボで話すキャラクターにするのか、普段は地声で特定のタイミングだけハムボを使うのかによって、視聴者に伝わる印象も変わります。
自分が長く続けられそうなスタイルを選び、視聴者とのコミュニケーションの中で少しずつキャラクターを育てていくのがおすすめです。
ハムボ文化のこれから
ハムボは一時的な流行を越えて、Vtuberや配信文化の中でひとつの表現スタイルとして定着しつつあります。
今後は今回紹介したようなハムボのVtuberだけでなく、歌唱や声劇、ASMRなど、より多様な形で活用されていく可能性があります。
視聴者としても配信者としても、自分にとって心地よい距離感でハムボ文化と付き合いながら、新しい楽しみ方を見つけていきましょう。

